場所：埼玉県深谷市高畑、大寄公民館の敷地内　建設：大正15年(1926)　設計：西村好時

　清風亭は、第一銀行（現．第一勧銀）の保養地内に、佐々木勇之助（第一銀行の第二代頭取）の
　古希を記念して建てられた。取り壊しの危機に瀕していたが、平成11年に東京都世田谷区から
　深谷市の大寄公民館の敷地へ誠之堂とともに移築された。
　移築のさいに、コンクリート壁の中に煉瓦が使われているのが確認されたそうである。

↑清風亭 　　鉄筋コンクリート平屋造り。屋根はスペイン瓦、 　　建坪168m2。スペインの住宅風の様式だという。	↑アーチの連続したベランダ 　　　　私は建物よりも、この部分が好き！
↑飾り柱と出窓 　　飾り柱の頭部には、渦巻き状の装飾がなされている。 　　出窓の周囲を縁取るアーチは、スクラッチ煉瓦製。	↑渋沢栄一の銅像 　　　　渋沢栄一記念館（深谷市）の脇に立つ。 　　　　記念館もレンガ風の造りである。
参考文献：誠之堂･清風亭物語、深谷市教育委員会、1999

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