前の橋(通称)

 小山川、埼玉県本庄市西五十子(にしいかっこ)〜大里郡岡部町榛沢

 前の橋  ←前の橋 (左岸上流から)
 この付近では鎌倉街道と東山道が交差している。
 前の橋が通る道路も鎌倉時代の頃から
 存在する古い街道だろう。そしてこの街道は
 北東1.3Kmにある中山道へと通じている。

 前の橋から下流へ50mの地点では、
 男堀川が小山川の左岸へ合流している。
 合流付近には、見事な竹薮(水害防備林だと思われる)が
 残っている。写真の手前は男堀川の導流堤。
 男堀川合流地点では、小山川の堤防間の
 距離は約200mもある。そして堤防を一跨ぎにする橋が
 1基ではなく、河川敷の中に2基の冠水橋が架けられている。
 前の橋は
出丸橋(入間川、埼玉県比企郡川島町)と
 良く似たデザインの橋である。

 欄干
↑欄干(右岸から)
 欄干は鋼製のパイプとワイヤーで作られている。
 パイプは地覆に固定されていて、取り外しは不可能。
 奥に見えるのが、男堀川の導流堤。
 車が通行できるように堤防は切断されている。

   
主桁と橋脚
  ↑主桁と橋脚
   主桁はH形鋼(35cm角)を3本、橋脚は鋼で直径30cm。
   橋面から河床までは高さ2.7m。
   橋桁には洪水の痕跡と思われるゴミが付着している。

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