小劔橋 (こつるぎ)

 場所:都幾川右岸、埼玉県東松山市正代(しょうだい)
 形式:RCアーチ橋(充腹、1スパン、斜橋、長さ 3.1m、幅 2.0m  建設:昭和7年(1932)4月

 小劔橋  ←小劔橋 (上流から)
 橋名は旧字で表記されているが、現代表記に直すと
 小剣橋となる。都幾川の右岸、小剣神社の参道付近に
 設けられた橋。写真の左端に見えるのが小剣神社、
 小剣橋の下流に見える赤い構造物は、
 
小剣樋管(煉瓦造り、大正3年竣工)。
 この付近には煉瓦造りの水門が数多く残っているが、
 小劔橋の架かる水路を1Km上流へと遡って行くと、
 
鎌田樋管(明治32年建設)に辿り着く。

 小劔橋は小さい橋だが、形式は神橋らしくアーチ橋である。
 (ただし、橋面はフラットなので太鼓橋ではない)
 中柱が設けられている以外には、造形的な装飾要素はないが、
 橋の表面は擬石調の化粧で仕上げられている。

 アーチ部
 ←アーチ部
 アーチの形状は、欠円(アーチ径 2.4m、迫高 0.3m)。
 アーチトップから水路底までの高さは約1.4m。
 親柱は角柱(0.31m角)で、高さは0.60m。
 親柱の側面には橋名と竣工年が彫られている。

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