山根橋

 場所:上唐沢川、埼玉県深谷市柏合
 形式:コンクリート桁橋(1スパン)、長さ 1.6m、幅 3.3m 建設:昭和14年(1939)9月

 山根橋
↑山根橋 (下流から)
 県道62号線を挟んで仙元山公園の西側に位置する道路橋。
 山根橋が架かる道路は旧街道のようで、橋の右岸橋詰には
 庚申塔(享保15年)が5基、観音像が2基祀られている。
 下を流れる水路は上唐沢川の源流のひとつである。
 この水路の下流には、山根橋と同形式の橋が3基残っていて
 それらは山根橋と同時期に建設されたと思われるが、
 橋名と竣功年が記されているのは、山根橋のみである。
   親柱と欄干
  ↑親柱と欄干
   直線的なデザインで装飾的な要素はほとんどない。
   親柱は一辺0.18mの角柱で、高さは0.5m。頂部は錘状。
   表面にはモルタルで梨地調の化粧が施されている。
   欄干(地覆)は高さ0.15m、桁の厚さは0.2m。
   桁の側面には橋名と竣功年が刻まれている。
   なお、山根橋が架けられた当時、この付近は大里郡藤沢村だった。
   
藤沢村の道路元標は今も残っている。

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