境大橋 (さかいおおはし)

 場所:利根川、左岸:茨城県猿島郡堺町鹿島、右岸:千葉県東葛飾郡関宿町台町  県道17号境杉戸線
 形式:鋼桁橋(7スパン、箱桁) 長さ 570m  建設:昭和38年(1963)

 境大橋
↑境大橋(右岸上流から)
 利根川という大河に橋(永久橋)を架けることは、
 昭和初期まで至難の技であった。この付近は右岸には
 関宿城が控え、上流では江戸川が利根川から
 分流しているので、交通(陸路と水運)の要所でもあった。
 江戸時代には境河岸が形成されている。
 境大橋の前身は渡船であった。現在でも境大橋の
 上流には境の渡しと呼ばれる渡船が運行している。
 ただし、境大橋が完成してからは公道ではなく、
 観光用となったようで、有料である。
   境大橋(道路橋と歩道橋)
  ↑境大橋(道路橋と歩道橋)
   歩道橋は3径間連続の鋼箱桁。道路橋よりも
   後に建設されたようだ。橋脚は5本の鋼管で
   構成され、補強と思われる鋼板が設けられている。

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