放水している通潤橋　（2002年10月27日）

送水管の修復工事が終わり、 　秋水落としが復活しました。 　祝､休日には定時に無料放水を 　行っているそうです。 　通潤橋は、農業用水を運ぶ水路橋ですから、 　農作業の期間中（田植えから稲刈りまで）は 　１日も休まず、田んぼへ水を送り続けました。 　放水は通潤橋にとって、その年の最後の仕事で、 　送水管に溜まった土砂やゴミを 　掃除するためのものです。 　稲刈りの済んだ田んぼが、通潤橋へ 　お世話になりました、と挨拶をしています。

石と水の織りなすアーチ！ 　農民、総庄屋、石工の願いが創り出した、 　世界で一番、美しいアーチです。 　放水中に通潤橋の上にいると、 　ドドドという音とともに 　振動も伝わってきます。 　通潤橋は生きている橋です。

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