ブルーウイングもじ

 撮影地:門司港 、福岡県北九州市門司区
 
形式:跳開橋(歩行者専用)、全長108.1m、可動部38.5m(24.1m+14.4m)、全幅4.5m

 ブルーウイングもじは、1993年に運輸省の港湾改修事業によって架けられた、跳開橋(はね橋)である。
 歩行者専用のはね橋としては、日本で唯一のもの。
 (注)本ページの画像は、FUJIFILM FinePix 4800Z (240万画素)で撮影しました。

 第1船だまりから見たブルーウイング  ←第1船だまりから見たブルーウイング
  門司港の周辺は、
門司港レトロ地区として
  明治・大正期の歴史的建築物が数多く残されている。
  門司港駅(1914、国重文)、旧三井倶楽部(1921、国重文)、
  旧大阪商船(1917)、旧門司税関(1912)、旧九州鉄道本社(1891)

  ブルーウイングはレトロ地区の両岸を結ぶ
  遊歩道の一部として親水広場に設けられている。
  写真右は旧門司税関、左は門司港ホテル。
  天気のよい日は、赤煉瓦が紺碧の海に映える。
  ブルーウイングの後方には関門海峡を挟んで、
  対岸の山口県下関市の町並みが見渡せる。


 ブルーウイングを渡る人々
 ↑ブルーウイングを渡る人々
  アプローチ橋(写真右)があるため、
  全長のわりには可動部分は短い。
  可動部分は左右非対称で、可動形式も
  親橋(写真左)と子橋(写真右)で異なる。
  親橋はワイヤーロープによる捲き上げ式なので、
  塔が設けられている。
  子橋はサイズも小さく、油圧による押上げ式である。


     跳ねあがったブルーウイング
     ↑跳ねあがったブルーウイング
     遊覧船の運行に合わせ1日6回、20分間跳ね上がる。
     桁が全開するまでは4〜5分かかる。
     跳ね上がると、当然、橋は通行止めになる。
     干潮時には桁下から海面までは5mもあるが、
     この時間帯は満潮に近く、橋桁下から海水面までは、
     2mくらいしかなかった。

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