大栄橋 (だいえい)

 場所:県道2号、埼玉県さいたま市大宮区宮町一丁目〜桜木町二丁目
 形式:鋼ローゼ橋(下路、長さ233m、幅員15m)  建設:昭和36年(1961)

 大栄橋  ←大栄橋 (桜木町側から)
 JR線を跨ぐ県道2号さいたま春日部線の跨線橋。
 県道2号線は旧国道16号線であり、大栄橋は
 西側の国道17号線と東側の旧中山道を結んでいる。
 かつて、この地点では旧国道16号線がJR線を
 踏切で横断していたが、複数の路線があり、
 ひっきりなしに列車が通過するので、通称:開かずの踏切だった。
 交通渋滞を解消するために建設されたのが、大栄橋である。
 橋名は一般公募によって、旧大宮市民が名付けたのだという。
 さいたま市内には、ここから2.3Km北の国道17号線にも、
 
大成橋(1936年竣功)という跨線橋が架かっている。

 余談だが、JR大宮駅の西口から旧国道16号線の
 南側に沿った小道は、川越電気鉄道の路線跡である。
 川越電気鉄道は明治39年(1906)に大宮〜川越間が
 開通したが(埼玉県初の電車である)、国鉄川越線の
 開通に伴い、昭和15年(1940)に廃線となった。

 アーチ部分(ローゼ形式)

 ←アーチ部分(ローゼ形式)
 大栄橋は側径間がRCラーメン橋だと思われるが、
 全貌を眺望できるのは、JR大宮駅のホームからのみなので、
 その点ははっきりしない。
 最大スパン長(ローゼ部分)は約64m、床版はPC桁。

   大栄橋:JR大宮駅の4番線ホームから
  ↑大栄橋:JR大宮駅の4番線ホームから(湘南新宿ライン)

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