北側橋?

 場所:権現堂川用水路、埼玉県幸手市木立

 形式:RC桁橋(1スパン)、長さ4.1m、幅5.0m  建設:昭和10年(1935)頃?

 北側橋  ←北側橋 (下流から)
 県道371号線が権現堂川用水路を
 跨ぐ地点に架かる橋。親柱の大半が
 埋められていて、橋名は判読不可。
 地元の人は北側橋と呼んでいる。
 建設年は不明だが、欄干の意匠や
 コンクリートの質感などから
 昭和初期に建造されたと思われる。
 県道の改修と拡幅によって、橋面は舗装で
 埋められしまっていて、上流側の欄干は
 撤去されている。

 北側橋が建設された当時、この付近は
 葛飾郡権現堂川村だった。大正時代に
 設置された
権現堂川村の道路元標が今も残っている。

 欄干



 ←欄干(下流側)
 橋中央に大きめの中柱を配置して、
 支承部に向けてアーチ状とした欄干。
 支承部付近の欄干高は約30cm。
 小さいながら、親柱に相当する部位も
 付けられている。
 なお、桁厚が薄いようなので、橋の構造は
 T型はりではなく、床版橋であろう。

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