火日橋

 場所:中沢、埼玉県秩父郡長瀞町野上下郷  [この付近の荒川

 形式:RC桁橋(1スパン)、煉瓦橋台  長さ6.0m(歩測)、幅6.4m  建設:不明

 火日橋  ←火日橋 (上流から)
 白鳥橋(荒川)から北東へ400m、
 中沢(荒川の支川)が国道140号線を
 横断する地点に架かる橋。すぐ北には
 高さが5mを超える[日本一の青石塔婆]がある。
 火日橋には親柱に竣工年が刻まれているが、
 磨耗が激しく、[?二年十二月]しか読み取れない。

 なお、この付近は昭和30年まで荒川の左岸が秩父郡樋口村、
 右岸が秩父郡白鳥村だった。
 
白鳥村の道路元標は今なお残っている。

 親柱と欄干
↑親柱と欄干
 親柱は一辺が30cmの角柱で、高さは92cm。
 銘板は無いが、橋名と竣工年が刻まれている。
 欄干は高さ58cm、開口部は無いが、窪みを付けた意匠が
 施されている。

   橋台
  ↑橋台
   橋台は煉瓦造りである。火日橋は遠目には桁高が非常に
   大きく見えるが、橋台の煉瓦の表面にコンクリートが
   上塗りされているからである。旧橋を嵩上げした結果である。
   国道140号線は、この付近が開通したのが明治28年(1895)なので、
   この橋台はその時に建設されたのかもしれない。

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