道路元標 (秩父郡)_ 北埼玉郡 (南埼玉郡) 北葛飾郡 (北足立郡) 大里郡 (深谷市) (熊谷市) (比企郡) (入間郡) (児玉郡)

長瀞町の町域に設置された道路元標で見つかっていないのは、

町村名 設置場所 現在の住所 備考
樋口村 野上下郷字場929 樋口駅の東側50m、国道140号線の旧道 樋口村青年団の道標が現存

 
白鳥村道路元標
↑白鳥村道路元標 長瀞町岩田
 白鳥神社の鳥居の北側、県道82号線の
 脇にある。県道の向かいの集会所は、
 旧白鳥村役場の跡地に立つ。
 元標は25cm角、地上高75cm。
 秩父郡白鳥村(しらとり)は下田野村、
 風布村、金尾村、岩田村、井戸村が
 合併して明治22年に誕生。昭和18年には
 3つへ分村し、美野町、寄居町、野上町へ
 合併してしまった。風布という地名が
 
長瀞町と寄居町にあるのはこのためだ。

   野上村道路元標
  ↑野上村道路元標 長瀞町本野上
   国道140号線の野上駅前交差点にある。
   25cm角、地上高60cm。
   頂部の形状が独特であり、これと似た道路元標は
   筆者の知る限り、芦ヶ久保村(秩父郡横瀬町)と
   大山村(南埼玉郡白岡町)のみである。
   秩父郡野上村は本野上村、中野上村、
   藤谷淵村が合併して明治22年に誕生。
   昭和15年に野上町となり、昭和18年に
   樋口村、白鳥村の一部と合併した。昭和47年には
   名勝地[長瀞]を基に、長瀞町へと町名変更した。

皆野町の町域に設置された道路元標で見つかっていないのは、

町村名 設置場所 現在の住所 備考
皆野村 下原1322 県道43号線の下原交差点の西、信用金庫の付近 道路は拡幅
役場はJA皆野支店の付近
日野沢村 下日野沢字強清水3548 県道284号線、JAの付近 役場の住所が強清水3548なので
元標は役場の敷地内に設置

 金沢村道路元標
↑金沢村道路元標 皆野町金沢(かねざわ)
 金沢小学校の校庭の南端、県道44号線の
 脇にある。元標の正面は県道に向いている。
 元標の対面には村社だった萩神社。
 44号線の前身は明治時代に開削された
 秩父往還で、児玉郡と秩父郡を結んだ。
 25cm角、地上高64cm。
 秩父郡金沢村の村域は、江戸時代から
 変化していない。昭和18年に皆野町、
 国神村などと合併して秩父郡美野町と
 なったが、昭和21年には分村して金沢村へ
 戻った。昭和30年に旧美野町の町域は
 現在の皆野町となった。

   
三沢村道路元標
  ↑三沢村道路元標 皆野町三沢
   三沢小学校の校庭の南端、県道82号線に
   面した所に置いてある。元標の正面は
   県道に向いている。25cm角、地上高68cm。
   60cm角、厚さ26cmのコンクリート基礎の
   上に建つ。
   秩父郡三沢村は明治22年に誕生。
   昭和18年に皆野町、国神村などと合併して
   秩父郡美野町となったが、昭和21年には
   分村して三沢村へ戻った。昭和30年に
   旧美野町の町域は現在の皆野町となった。

   国神村道路元標
  ↑国神村道路元標 皆野町国神
   国神交差点(県道37号線と県道44号線)に
   ある。25cm角、地上高21cm。
   正面が損傷していて、[神]しか判読できない。
   秩父郡国神村は国神村、大淵村、野巻村、
   金崎村が合併して明治22年に誕生。
   昭和18年に皆野町、日野沢村、金沢村、
   三沢村、白鳥村(の一部)と合併して
   秩父郡美野町となったが、昭和21年には
   分村して国神村へ戻った。村役場は村域の
   中央、大淵345番地にあった。昭和30年に
   旧美野町の町域は現在の皆野町となった。

吉田町の町域に設置された道路元標で見つかっていないのは、

村名 設置場所 現在の住所 備考
上吉田村 上吉田字宮戸1295 県道71号線と37号線の交差点 生活改善センターが村役場の跡地

 下吉田村道路元標





 下吉田村道路元標 吉田町下吉田
 吉田下橋(県道37号線、吉田川)の右岸
 橋詰、秩父観光タクシー吉田営業所の
 脇にある。25cm角、地上高29cm。
 39cm角、高さ22cmのコンクリートの
 中に埋め込まれているので、道路元標の
 文字は見えない。
 秩父郡下吉田村は下吉田村、久長村、
 阿熊村が合併して明治22年に誕生。
 昭和3年に秩父郡吉田町となった。

小鹿野町の町域に設置された道路元標で見つかっていないのは、

村名 設置場所 現在の住所 備考
倉尾村 藤谷字横道282 県道282号線、旧倉尾出張所の付近?  
長若村 般若字十六629 県道209号線、日本武神社の付近  

 小鹿野町道路元標
↑小鹿野町道路元標 小鹿野町小鹿野
 県道209号線の小鹿野中央病院入口
 交差点にある。当所の設置場所も大体
 この付近である。25cm角、地上高63cm。
 秩父郡小鹿野町は小鹿野町、
 下小鹿野村、伊豆沢村が合併して
 明治22年に誕生。昭和30年に長若村と
 合併し、翌31年には倉尾村、
 三田川村を合併した。

   三田川村道路元標
  ↑三田川村道路元標 小鹿野町三山(さんやま)
   国道299号線の南側、旧村役場の敷地内に
   ある。
村役場の建物が今も残り、元標は
   火の見櫓の下に立っている。小鹿野町の
   町域には
火の見櫓が非常に多く残っている
   25cm角、地上高61cm。
   秩父郡三田川村は三山村、飯田村、
   河原沢村が合併して明治22年に誕生。
   村名は3村から1文字づつ採ったのだろう。
   昭和31年には小鹿野町と合併した。

   両神村道路元標
  ↑両神村道路元標 両神村薄(すすき)
   両神村役場の敷地内、バス停の付近に
   ある。25cm角、地上高50cm。
   秩父郡両神村は薄村と小森村が
   合併して明治22年に誕生した。

横瀬町の道路元標

 横瀬村道路元標
 横瀬村道路元標 横瀬町横瀬
 国道299号線の町民会館前交差点、
 歩道の脇にある。25cm角、地上高75cm。
 秩父郡横瀬村は昭和30年まで
 江戸時代からの村域が変わらなかった。
 昭和30年に芦ヶ久保村と合併して
 新生の横瀬村となり、昭和59年に町制。
   芦ヶ久保村道路元標
  ↑芦ヶ久保村道路元標 横瀬町芦ヶ久保
   国道299号線の脇、芦ヶ久保小学校の
   正門前にある。26cm×24cm、地上高43cm。
   秩父郡芦ヶ久保村も昭和30年まで
   江戸時代からの村域が変わらなかった。
   昭和30年に横瀬村と合併して
   新生の横瀬村となり、昭和59年に町制。

東秩父村の村域に設置された道路元標で見つかっていないのは、

村名 設置場所 現在の住所 備考
大河原村 御堂字槻川西369 東小と浄蓮寺の間のT字路 道路は拡幅

 槻川村道路元標





 槻川村道路元標 東秩父村坂本
 西小学校と郵便局の間、県道11号線の
 脇にある。25cm角、地上高78cm。
 村名の
槻川とは県道に沿って、旧村域を
 南北に横断する一級河川(荒川水系)。
 秩父郡槻川村は坂本村、皆谷村、白石村
 大内沢村が合併して明治22年に誕生。
 昭和31年に大河原村と合併して
 秩父郡東秩父村が誕生した。

秩父市の市域に設置された道路元標で見つかっていないのは、

村名 設置場所 現在の住所 備考
大田村 大田1639 太田中学校の南側  
原谷村 大野原字蓼沼2987 原谷小学校の北側 道路は拡幅
尾田蒔村 寺尾字田中1416 秩父中央病院の南側  
久那村 久那字田中2215-4 久昌寺の北側  
浦山村 字横道下544 浦山ダムで水没か?  

 秩父町道路元標
↑秩父町道路元標 秩父市中町二丁目
 秩父名栗線の交差点、東京電力前の
 植え込みの中にある。
 25cm角、地上高53cm。
 秩父郡秩父町の前身は秩父郡大宮町で
 あり、明治22年に大宮郷と別所村が
 合併して誕生した。大正5年(1916)に
 秩父町へ改称し、昭和25年に
 秩父市となった。

   影森村道路元標
  ↑影森村道路元標 秩父市下影森
   影森公民館から南東へ40m、あけぼのや
   脇の交差点にある。ここは国道140号線の
   旧道であり、現在は県道269号線の
   起点となっている。25cm角、地上高47cm。
   秩父郡影森村は上影森村と下影森村が
   合併して明治22年に誕生した。
   昭和31年に浦山村と合併し影森町となり、
   昭和33年には秩父市へ合併した。

   高篠村道路元標
  ↑高篠村道路元標 秩父市山田
   県道82号線の木戸原バス停(八坂神社の
   付近)にある。25cm角、地上高36cm。
   200m北東の栃谷交差点には、県道82号線の
   竣工記念碑である道路開穿之碑(昭和3年
   11月建立、扁額は加藤政之助)が立つ。
   秩父郡高篠村は山田村、栃谷村、定峰村が
   合併して明治22年に誕生。
   昭和22年に秩父市へ合併した。

荒川村の道路元標

 中川村道路元標
↑中川村道路元標 荒川村日野
 元来は荒川村役場の東側、国道140号線
 から旧秩父甲州往還が分岐する地点に
 設置されていたのだが、道路拡幅に
 伴い、現在は荒川歴史民俗資料館に
 保管されている。資料館の建物の裏側に
 立てかけてある。25cm角、全高89cm。
 秩父郡白川村は明治22年に上田野村、
 小野原村、日野村、久那村が合併して
 誕生したのだが、久那村は明治26年に
 分村している。
 昭和18年に白川村と合併して荒川村へ。
   白川村道路元標
  ↑白川村道路元標 荒川村贄川(にえがわ)
   国道140号線の贄川歩道橋の下にある。
   ここは県道37号線の分岐点であり、
   37号線は贄川を経て、両神村、小鹿野町、
   吉田町へと通じる。贄川地区は古くは
   秩父往還の贄川宿として、江戸時代から
   賑わった。
   25cm角、地上高48cm。
   秩父郡白川村は明治22年に白久村と
   贄川村が合併して誕生した。
   村名は久と贄から1文字取ったもの。
   昭和18年に中川村と合併して荒川村へ。

大滝村の道路元標

 大滝村道路元標   ↑大滝村道路元標 大滝村大滝
   大滝村役場の前、国道140号線の
   役場前バス停の付近にある。
   25cm角、地上高72cm。
   秩父郡大滝村は大滝村、中津川村、
   三峰村が合併して明治22年に誕生した。

秩父郡に設置された道路元標で見つかっていないのは、

村名 設置場所 現在の住所 備考
矢納村 字手築第1 手津久集会所の付近? 児玉郡神泉村
吾野村 坂石字坂石町分小字宿117-2 西武池袋線の北側、国道299号線? 飯能市
名栗村 上名栗字榜屋ヶ谷24-1 県道53号線の[鍛冶屋橋]バス停付近 入間郡名栗村

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