石神橋

 所在地:石神沢、埼玉県秩父郡小鹿野町三山(さんやま)  [この付近の赤平川]

 形式:RC桁橋(1スパン)、長さ8.8m(歩測)、幅5.3m  建設:昭和14年(1939)1月

 石神橋  ←石神橋 (上流から)
 国道299号線(武州街道)が石神沢を
 横断する地点に架かる橋。石神沢はここから
 100m下流で、赤平川の左岸へ合流している。
 素朴な意匠の橋で、欄干は高さ88cm。
 欄干の開口部は70cm×35cmの長方形が
 連続するパターン。中柱はなく、完全にスリットとなっている。
 桁の方式はT型ばりだと思われる。

 なお、石神橋の竣工当時、この付近は
 秩父郡三田川村だった。
三田川村の道路元標
 国道299号線の旧道に今なお残っている。

 橋詰
↑橋詰(右岸から)
 古い橋だが、それほど状態は酷くない。
 ただ、袖柱には数箇所に欠損箇所があり(自動車の
 衝突によるものか)、左岸側の袖柱は新築されている。

   袖柱と親柱
  ↑袖柱と親柱
   橋詰めには防護柵はなく、袖柱と親柱は一体化されている。
   高さは97cm、上部から見るとL字型で、長さは袖柱部が0.7m、
   親柱部が0.3m。銘板は無く、親柱部に橋名と竣工年が
   刻まれている。

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