小川橋

 場所:兜川、埼玉県比企郡小川町小川
 形式:コンクリート桁橋(2スパン) 長さ22m(歩測)、幅11m 建設:昭和49年(1974)

 小川橋  ←小川橋(下流から)
 国道254号線(旧道)が兜川を横断する地点に架かる橋。
 現在の橋はPC床版橋へ改修されているが、
 旧橋は煉瓦造り(橋台と橋脚、桁は不明)だったようで、
 その痕跡が残っている。
 兜川には古い時期から煉瓦を使った橋梁が建設されており、
 県道11号線の開通に伴い、明治22年(1889)に架橋された、
 兜川橋(小川橋から600m上流、大塚〜角川)は、
 橋台が煉瓦造りだったようである(→小川町史、1961、p.260)。
 なお、小川橋から800m西側、国道254号線と県道11号線が
 交差する付近には
小川町の道路元標が設置されていたが、
 道路の改修に伴い、現在は小川町役場の敷地内へ
 移築保存されている。

 橋台の煉瓦跡
↑橋台の煉瓦跡(右岸)
 旧橋の橋台跡は両岸に残っていて、共に煉瓦橋台を
 コンクリートで埋め殺す形態となっている。
 旧橋台は赤煉瓦を使って、
イギリス積みで組まれている。

   橋脚の煉瓦跡
  ↑橋脚の煉瓦跡(上流)
   小川橋の上流20m、兜川の河床に沈んだ煉瓦の塊。
   大小の塊が二ヶ所に確認できる。これらは旧橋の橋脚の跡だと思われる。

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