神明橋 (しんめい)

 場所:元荒川、左岸:埼玉県越谷市北越谷三丁目、右岸:埼玉県越谷市神明町二丁目
 形式:下路トラス橋(ポニーワーレントラス、2スパン) 全長 60m(歩測)、幅 5.6m  建設: 

   ←神明橋 (上流から)
 県道52号越谷流山線と県道405号線の
 [神明町二丁目]交差点付近に架かる橋。
 神明橋を渡って、県道405号線を東へ700m進むと、
 東武伊勢崎線北越谷駅の西口へ辿り着く。
 元荒川にはトラス橋は2基しか架かっていないが、
 道路橋としては、神明橋は元荒川で唯一のトラス橋である。
 ちなみに、もう1基のトラス橋とは元荒川水管橋(岩槻市)で、
 これは歩行者専用橋も兼ねている。

 交通量が多いためだろうか、道路の両脇には
 歩行者専用橋(1992年竣工、プレートガーダー橋)が
 併設されている。なお、神明橋から上流へ50mの右岸の
 河川敷(神明神社の跡地)には庚申塔や明和五年(1768)建立の
 巡礼供養塔などが祀られている。県道405号線は西へ進むと、
 さいたま市の大門へと通じる歴史の古い街道である。

 神明橋
 ←神明橋 (右岸から)
 最初に見た時は、100フィートのポニーワーレントラスが
 使われているので、明治期の鉄道橋のトラスを
 転用したのかと思ったが、トラス自体は比較的、
 近年の仕様である。
 桁高は2.8m、トラスを構成する部材は
 ガゼットを介して、剛結されている。
 それにしても、なぜポニーワーレントラスなのだろう。

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