高松橋

 所在地:日野沢川、埼玉県秩父郡皆野町下日野沢  [この付近の日野沢川]

 形式:吊り橋(1スパン)、長さ50m(推測)、幅2.2m  建設:昭和11年(1936)8月

 高松橋  ←高松橋 (上流から)
 県道44号線の脇道(旧道か?)から、大通禅院へ
 参拝するために架けられた橋。大通禅院は
 日野沢川の右岸にあるが、この付近は断崖と
 なっているので、橋梁形式に吊橋が採用されたのだろう。
 橋名の高松とは下日野沢地区の小字であり、ここから
 1.5Kmほど北西だが、大通禅院の山号となっている。
 高松橋は老朽化のため、現在は通行禁止である。
 以前は軽車両が通行することもあったそうだ。

 なお、小鹿野町飯田の赤平川に架かる飯田橋も
 旧橋は吊り橋だった。橋詰に残る塔(コンクリート製)と
 竣工記念碑によれば、高松橋と同型だったようである。

 高松橋の塔と橋面

   
  ←高松橋の塔と橋面 (右岸から)
   橋面には板が並べられているが、所々で朽ちている。
   欄干は鋼製で高さは75cm。
   塔はコンクリート製で両岸に橋名と竣工年を
   記した銘板(金属製)が嵌め込まれている。
   ワイヤーは直径40mm、主桁用、アンカー用ともに1本である。

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