岡の煉瓦橋 (その2)

 アーチ組み(下流から)  ←アーチ組み(下流から)

 使われている煉瓦には、形が歪んだものが多い。
 製造品質が安定していなかったのだと思われる。
 それを補うためか、目地材のモルタルは多めである。
 アーチトップ(中央頂部)の3列の煉瓦積みは、
 長手と小口による竪積みとなっている。
 竪積みの部分はわずかだが面壁から
 出っ張っている。これは一種の装飾であろう。

 橋の下(下流から)
 ←橋の下(下流から)

 アーチ部は小口縦で組まれているので、
 内部から眺めると、煉瓦は
長手積みとなる。
 天井の黒い部分は漏水していて、水滴が滴っている。
 内部の煉瓦は、水分が多いためか赤く見える。
 (実際に赤煉瓦が使われているのかもしれない)
 橋の上流側は暗渠化されていて、
 入口にはコンクリートの蓋がされている。

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