荒川橋梁 (JR川越線)

 所在地:荒川、埼玉県川越市古谷本郷下組〜さいたま市西遊馬   - 周辺の風景 -
 形式:プレートガーダー(36スパン)、ワーレントラス(1スパン)、全長800m(推定)  建設:昭和11年(1936)

荒川橋梁
↑荒川橋梁(上流の右岸から)
 JR川越線の南古谷駅と指扇駅の間に位置する。
 川越線の路線は、荒川橋梁を通過し南古谷駅へ向かう
 区間は大きくカーブしている。荒川橋梁の500m上流では
 入間川が荒川の右岸へ合流している。
 荒川橋梁の桁の構成は、左岸からPG:32スパン、
 トラス:1スパン、PG:4スパン。PGのスパン長は
 19.2m(側面に記された塗装記録による)。
   トラスの部分
  ↑トラスの部分(上流から)
   荒川の河道を跨ぐスパン(推定80m)のみトラスとなっている。
   形式は下路曲弦ワーレントラス。設計活荷重はプレートガーダーよりも
   大きいと思われる(KS15か?)。トラスを構成する部材は、
   ダブルレーシングで結合されている。格点はガゼットによる剛結。
   トラスの橋脚への支承はピン結合。
   荒川橋梁には上流側にのみ防護柵が付けられている。
   古い設計の長大橋なので、風荷重に対する耐力を考慮した結果だろうか。

トラス部の橋脚
↑トラス部の橋脚

  プレートガーダー部の橋脚
 ↑プレートガーダー部の橋脚

  銘板
 ↑銘板
  鐡道省
  活荷重KS12?曲では216
  東京石川島造船所製作
  昭和十一年(子契橋1594)
  八幡製鉄所  日本鋼管株式會社  ??小倉鐵鋼所

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