名称不明 (東武鉄道 東上線)

 所在地:埼玉県富士見市水子〜針ヶ谷一丁目
 形式:RC桁(1スパン)、煉瓦橋台  建設:大正3年(1914)

 名称不明の橋梁
↑名称不明の橋梁
 東武東上線のみずほ台駅と柳瀬川駅の間に位置する。
 大正3年の東上鉄道の開通時に建設された跨道橋。
 東上線はここから200m南東(写真の右方向)で
 柳瀬川を横断するので、軌道盛土が設けられている。
 この橋梁は軌道盛土の下を市道を通すためのもの。
   橋台と擁壁
  ↑橋台と擁壁
   スパン長は約5.5m。建設当初は鋼桁であったと思われるが、
   現在はRC桁に改築されている。上り線は煉瓦橋台。
   煉瓦の積み方は
イギリス積み。煉瓦の平均実測寸法は、
   22
4×105×58mm、機械成形された跡が確認できる。
   橋台周囲の擁壁部は、練り石積み。

 上り線の煉瓦橋台




 ←上り線の煉瓦橋台
 上り線の煉瓦橋台部分は幅が約3.8m。
 桁支承部には床石があったはずだが、
 桁を交換したさいに、嵩上げされたようで
 現在は天端にはコンクリートが打たれている。

戻る:[鉄道橋]  東武東上線:[上り] [下り