吉野橋梁 (東武東上線)

 所在地:埼玉県比企郡嵐山町志賀
 形式:Iビーム橋(1スパン) 長さ4.1m、奥行3.2m  建設:大正12年(1923)?

 吉野橋梁

←吉野橋梁(上り線側から)

 東武東上線の小川町駅と武蔵嵐山駅の間、
 国道254号線とそのバイパスの分岐地点から
 北西へ250mの地点に位置する。
 跨道橋だが、下の道路は車輌が
 進入することは困難だ。
 軌道盛土の土留め壁は練り石積み。  

 橋台と桁



 ←橋台と桁(上り線側)
  桁には銘板は現存していないが、
  嵐山町内にある他のビーム橋と形式が
  同一なので、この桁も汽車製造会社が
  製造した物だと思われる。桁位置は建設当初からは
  嵩上げされており、床石の上には約20cmの高さの
  コンクリートが打たれている。
  橋台に使われている煉瓦は赤煉瓦で、平均実測寸法は
  22
3×104×57mm。機械抜き成形の跡が確認できる。

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