野渡橋

 場所:渡良瀬川、左岸:栃木県下都賀郡野木町、右岸:藤岡町
 形式:RC桁橋(6スパン) 長さ 141m(歩測)、幅 8m 建設:昭和53年(1978)9月

 野渡橋  ←野渡橋(右岸下流から)
 渡良瀬遊水地の東南端、渡良瀬川に架かる道路橋。
 野渡橋の上流では思川が渡良瀬川の左岸へ合流している。
 架橋地点が遊水地内であることから、橋の形態は
 潜水橋である。欄干はなく、高さ25cmの地覆が
 設けられれている。また、桁の側面には尖っていて、
 端部を保護するために鋼材がはめ込まれている。
 これは冠水時の流水抵抗を減らす効果もあるのだろう。
 野渡橋の構造・デザインは、ここから2Km上流に架かる、
 赤麻橋(現在は通行禁止)と同じである。
 また、野渡橋の見た目は谷田川の渡良瀬川への合流地点
 (ここから2.6Km南)に架かる
柏戸橋(冠水橋)ともよく似ている。

 橋面
↑橋面 (右岸から)
 左岸側の1スパンと右岸側の2スパンは橋面が
 コンクリートで舗装されているが、中央の3スパンは
 鋼板(長さ3.5m、幅1.0m)である。車道は幅が7mあり、
 下流側には幅1mの歩行者専用道が設けられている。

   桁と橋脚
  ↑桁と橋脚
   桁はT形はりで8主桁。橋脚はコンクリート製。

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