山田堰

 撮影地:福岡県朝倉郡朝倉町

 山田堰は、堀川用水の取水量を増やすために、黒田藩の庄屋、古賀百工が計画し、
 1790年に筑後川に造られたものです。建設事業は藩営であったが、費用は農民の全額負担だったそうです。
 日本には数基しか残っていない、総石張りの斜め堰です。(筑後川には五庄屋の話で有名な大石堰もありました)
 長さ148m、幅171m、表面積 25,370m2。現在は670haの農地へ取水しています。

 (注)堀川用水とは、 1663年、黒田藩が筑後川をせきとめて作った用水路。
    取水口はトンネル形式。岩盤をノミでくり貫いたそうな!

 筑後川上流から
 ↑筑後川上流から
   堀川用水
    ↑右奥が切貫水門(堀川用水)

 固定堰(斜め堰)
  ←固定堰って言うのかな。
   斜め堰(川岸と直角ではない)です。
   安定して動かなくなった砂州に沿って、
   石を積み上げて造ったそうです。

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