第2回 堀川用水の水車群

  ども、[よい子の社会科見学]第2弾です。
  第1回の利根大堰は、30年前の最新技術を駆使した土木構造物でした。
  今回は更に時代が遡り、約250年前の最先端土木施設...
  水車です。正確に表記すると揚水車(ようすいしゃ)ですね。
  つまり、水を汲み揚げる施設、現代風に言うと、揚水機場ってわけです。
  今回は、福岡県在住の T.K 農林通信特派員からの報告です(笑)。


(国指定史跡) 堀川用水および朝倉の揚水車

  菱野三連水車(朝倉町)

  場所:福岡県朝倉郡朝倉町(福岡市から南東へ約35Km)、博多万能ネギの産地
      東20Kmには大分県日田市(ひた)、西20Kmには佐賀県鳥栖市(とす)、写真の背景は耳納山地

 筑後川から取水している朝倉町の堀川用水には、全国でも珍しい重連水車が動態保存されています。

 山田堰(取水口)   菱野三連水車   三島ニ連水車   久重ニ連水車
|← 1680m →|← 170m →|← 270m →|

  水車は田んぼに水を引くために設置されています。(まだ現役でバリバリ働いている)
  3ケ所7基の水車で、合計35町歩(35haかな?)を、かんがいしているそうです。
  残念ながら、今は耕作時期!ではないので、水車は稼動していませんでした。

  かんがい期になって稼動中の水車 (2000/06/18撮影)


■ 編集後記

  第1回のカメラマンは、35万画素のデジカメだからとボヤいてましたが、私のは81万画素です。
  撮影当日は快晴だったので露出アンダー気味の画像です。でもレタッチはしてません。
  まぁいいや、違和感ないから。(でも最近のデジカメだと露出を最適にしてくれるんだろうな)
  う〜ん、やっぱり、150〜200万画素のデジカメ(ズーム付)が欲しいっ!
  というわけで、私は年末商戦に向けて、しっかり小銭をため込んでいます。by T.K

 (参考文献) 水車の作り方の本/吉田耀子/小学館文庫
         日本の米/富山和子/中公新書


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