瓦葺掛樋 (かわらぶき かけとい)

 撮影地:上尾市瓦葺

 木製だった頃の瓦葺掛樋の模型
↑木製だった頃の瓦葺掛樋の模型(レリーフ)
 見沼代用水が東縁と西縁に分れる地点は、小さな公園が
 整備されていて、このような模型が展示されている。
 この模型からは、江戸時代の木製の掛樋の様子がわかる。
  ← 見沼代用水、  綾瀬川
  ← 東縁用水路、 ← 西縁用水路
 当時から綾瀬川には立合橋(瓦葺掛樋の下流)、東縁には高橋、
 西縁には宿橋が架けられていた。瓦葺掛樋はそれらの橋に比べ、
 橋脚数が多く(約12)、幅も大きかった。瓦葺掛樋の幅は約7m、
それに対して普通の土橋である立合橋は1間(約1.8m)程度だった。
 また、木製の樋の側壁が水圧で倒伏しないように、
 天端が梁木で固定されているのがわかる。
   レンガだった頃の瓦葺掛樋の跡
  ↑レンガだった頃の瓦葺掛樋の跡(綾瀬川右岸から)
   瓦葺伏越から10m下流には、明治時代に作られた
   掛樋の遺構(レンガ製の翼壁と橋台)が残されている。
   レンガ製の台の上に鉄製の樋(水路)を置いた
   水路橋だった。 →
瓦葺掛樋の詳細

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