船越堤と水害記念碑

 所在地:埼玉県加須市(かぞ)船越

 船越堤の跡
 船越堤の跡  加須市船越
 船越堤とは青毛堀川の右岸にあった旧堤防である。
 如体寺の北側から花咲徳栄高校(左岸)の方向に
 向かって築かれていたようである。旧船越村の中央部に
 位置するので、いわゆる村囲み堤とは異なるようだ。
 かなり掘削されていて、現在の比高は1.0〜1.5mであり、
 農道と見分けが付かない。
   水害記念碑
   水害記念碑 大正2年2月建立
   船越堤の跡地に立つ、高さ105cm、幅66cmの小さな石碑。
   明治43年8月の洪水で青毛堀川が氾濫し、船越堤が
   3ケ所で決壊(総延長は19間:約35m)したことが記録されている。
   復旧工事は船越村が自ら実施し、埼玉県と水深村からの
   補助金を得て、翌年の3月2日に起工し3月6日に完了している。
   裏面には発起人4名と関係者47名の名前が記されている。

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