野通川のアーチ橋 (その2)

 床版  ←床版(2188号橋)
  床版は22cm×10cm×200cmのコンクリート板を
  41枚並べ、隙間にはモルタルを塗ってある。
  この方式は、方塊造り、と呼ばれていたようである。
  コンクリートはセメント節約のためか骨材が多い。
  地覆は鉄筋コンクリート造りで、
  中には9mmの丸鋼が入っている。→写真右下
  小さな親柱も付けられている。→写真左上

 アーチ部の古レール
 ↑アーチ部の古レール(2119号橋)
  主桁とアーチリブが古レール。
  レールの平らな面同士をボルトで連結してある。
  縦桁と横桁はL形鋼。

   縦桁
   ↑縦桁(3147号橋)
    3147号橋のみ、縦桁にも古レールが使われている。
    手前から、ウニオン(独、1885年製)、バーロー(英)、キャンメル(英)

 2ヒンジ結合
 ↑脚部の支持形式(2119号橋)
  アーチの脚部はシュー(鋼製のソケット)を、
  介して橋台に固定されている(2ヒンジ結合)
  シューの寸法は、24cm×26cmで高さ8cm。

   両端固定
   ↑脚部の支持形式(3145号橋)
    ボルトと鋼材を介して直接、橋台に固定されている。(両端固定)
    3147号橋の脚部は橋台の中に完全に埋め込まれている。

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