江戸川橋梁 (東武鉄道 野田線)
所在地:江戸川、左岸:千葉県野田市尾崎、右岸:埼玉県庄和町新宿新田
形式:左岸から、プレートガーダー(1スパン:23.5m)、ワーレントラス(3スパン:62.4m、下路曲弦)、
プレートガーダー(9スパン:19.2m) 全長約
384m(推定) 建設:昭和5年(1930)
↑江戸川橋梁(上流の右岸から) 東武野田線の南桜井駅〜川間駅の間に位置する。 総武鉄道(東武野田線の前身)によって、昭和5年に建設された橋梁。 昭和30年に実施された江戸川の河川改修(堤防拡幅)によって、部分的に桁の交換と 新設が行なわれている。全13スパンのうち、8スパンが昭和5年当時のものであるようだ。 (左岸から2〜3、5〜10スパン)。なお、各桁の製作会社は以下のとうり。 左岸から、第1〜3スパン:横河橋梁製作所、4スパン:東京鐵骨橋梁製作所、 5〜10スパン:横河橋梁製作所、11〜13スパン:櫻田機械工業 (→参考文献) |
↑江戸川の河道を跨ぐ第3スパンのトラス (上流の右岸から) |
↑第2〜3スパンのトラス 第3スパンのトラス(昭和30年に新設)は支承方式が 旧トラスとは異なるようだ。 |
トラスは不明だが、11〜13スパンのプレートガーダーには 銘板が確認できる。設計荷重はKS-15。設計は鉄道院だろうか。 |
参考文献:東武鉄道百年史[資料編]、1998、p.230-231 |