第2犀川橋梁 (両毛線)

 所在地:才川、栃木県佐野市免鳥町(めんどり)
 形式:ポーナル型プレートガーダー橋(4主構)、煉瓦橋台 スパン長 6.57m  建設:明治22年(1889)?

 第2犀川橋梁

 ←第2犀川橋梁(上流から)
 両毛線の富田駅〜佐野駅の区間にある。
 本橋の架かる川は才川であるが、
 橋梁名は犀川橋梁となっている。
 架橋時には犀川と呼んでいたのだろうか。

 両毛線の前身である両毛鉄道は、明治21年(1888)に
 小山〜佐野間で開通している。
 本橋のある佐野〜桐生町間は翌年に開通している。

 桁と橋台
 ←桁と橋台
 本橋は小さな橋梁であるので、建設当初は木桁であったと思われる。
 現在の桁形式は、ポーナル型のプレートガーダーの4主構であるが、
 補強改修されたものだろう。

 橋台の煉瓦の積み方はイギリス積みなのだが、
 寸法合わせのための切り煉瓦が端部ではなく、
 中央部にある変わった積み方である。
 煉瓦の寸法は222×106×58mm。
 わずかに見える平の面を確認した限りでは、手抜きだと思われる。

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