籠矢橋梁 (東武東上線)

 所在地:埼玉県比企郡嵐山町志賀
 形式:Iビーム橋(1スパン) 長さ2.7m、奥行3.2m  建設:大正12年(1923)?

 籠矢橋梁   
↑籠矢橋梁(上り線側から)
 東武東上線の小川町駅と武蔵嵐山駅の間、志賀小学校から北西へ100mの地点に位置する。
 なお、籠矢橋梁から北へ200mで、
市野川の右岸に沿って小川町、寄居町へと続く、
 県道296号線は鎌倉街道の上道に比定されている。
 籠矢橋梁が跨ぐ水路は、北にある志賀堂沼(農業用の溜池)と繋がっている。
 軌道盛土の土留め壁は練り石積みである。

 



 ←橋台と桁(上り線側)
  上り線の桁には銘板が現存し、製造:KISYA
 SEIZO KAISYA、
  建設:大正12年が読み取れる。桁を製作したのは、
  大阪の汽車製造会社。桁位置は建設当初から嵩上げされており、
  床石の上には約20cmの高さのコンクリートが打たれている。
  橋台に使われている煉瓦は赤煉瓦で、平均実測寸法は
  22
3×104×57mm。機械抜き成形の跡が確認できる。

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