石橋の詳細

 橋詰め

 橋詰め (右岸から)
 わずかだが斜橋(午の堀川に対して
 斜めに架けられている)。
 橋はコンクリートの打ちっぱなしではなく、
 表面の仕上げは人造石。
 親柱の側面にはひし形のレリーフ、
 銘は親柱に直接、彫り込んである。
 橋詰の造りは素朴で、
 袖柱は当初から存在しないようだ。

 欄干
 欄干
 高さ0.7mの低い欄干だが、開口部は
 0.6m×0.25mと大きい。四角形の四隅を
 大きく面取りしたデザイン(八角形)である。
 開口部の間には中柱風の意匠が施されている。
 欄干の手すり部分は、かまぼこ状。

   石橋供養塔
   石橋供養塔
   橋の袂に放置されている。寛政九年(1792)、
   小浜村(現.加須市北小浜)某の建立と記されている。
   橋の一生は、渡り初めに始まり、供養で終わる。
   埼玉県にはこのような江戸時代後期に
   建立された
橋供養碑が数多く分布する。   

戻る:[午の堀川の古い橋