参考文献

 熊本の石橋 313/熊本日日新聞社
    石橋のデータは、この本を参照しました。

 石橋は生きている/山口祐造/葦書房

    通潤橋の難工事を石工たちが、わずか1年8月で完成させた様子が詳しく書かれています。
    また石工・岩永三五郎の人物像にも、多くのページを割いています。
    著者が諫早市役所在職中に担当した、諫早眼鏡橋の解体移築工事の苦労談は秀逸です。

 橋をかける/大竹三郎/大日本図書
    小学生向きの本ですが、橋と川とくらしについて、丁寧に書かれています。
    熊本の石橋の紹介に本全体の半分近くが、さかれています。

 肥後の石工/今西祐行/岩波少年文庫
    岩永三五郎が主人公のフィクションです。霊台橋、御船川目鑑橋、通潤橋の架橋の裏に隠された石工の哀しいお話です。
    物語は、甲突川の五橋を完成させた三五郎に降りかかる薩摩藩の魔の手(永送り)から始まります。
    もちろん、橋本勘五郎や布田保之助も登場します。

 橋のなんでも小事典/土木学会関西支部編/講談社ブルーバックス

 日本の木の橋・石の橋/村瀬佐太美/山海堂

 橋/平野暉雄/光村推古書院

 石垣を積む/佐藤武/東京新聞出版局

    50年以上の職歴を持つ石積職人が書いた玄能合羽積(げんのうあいばつみ)の実践書。
    玄能というハンマーのみで石を切り出して、石垣を積み上げてゆく匠の技が紹介されています。

 木のいのち木のこころ/西岡常一/草思社
    奈良・薬師寺の宮大工の棟梁が書いた本です。学校教育への問題提起書としても楽しめます。
    石橋とは関係ありませんが、モノを造る、職人の気質等、大変参考になりました。
    それにしても、近代教育を受けた橋梁技術者が設計し、近代工法と材料(鉄筋コンクリート)を用いて、
    最新の建設機械で施工した橋が、50年もたないどころか洪水で流されてしまう。
    一方、種山石工の経験と勘で造られた石橋が、地震や洪水に耐え、200年間も壊れないというのは...

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