五反田河岸の道標

 所在地:埼玉県比企郡吉見町地頭方

 五反田河岸の道標
↑五反田河岸の道標
 ゴルフ場のクラブハウスと吉見北小学校を結ぶ農道の
 脇に設けられている。荒川の右岸堤防(写真の奥)から
 約200m離れた地点だ。昭和10年頃から行方不明と
 なっていたそうだが、都内某所の個人宅にあるのが、
 発見され、急遽、里帰りしたものだ。
 なお、五反田とは旧地頭方村の小字名。
 脇にある庚申塔(文字塔)は、五反田川岸の同行六人が
 建てたもので、右よしみ、左いわとのへの道標を兼ねる。
   五反田河岸の道標
   寛政三年(1791)七月建立。
   正面は経典供養塔だが両側面が道標を兼ねている。
   右側面:右 満つやま(松山)道、
   左側面:左 よしみ
 い王どの(岩殿)道
   背面には世話人
 五反田河岸中 当所出生 願主 津田三次郎。
   願主が50歳の頃に建てられたようで、その心情が
   和歌に刻まれている。高さ250cm、幅36cm、奥行23cm。

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