堤根1号橋 (仮称、つつみね)

 場所:忍川、埼玉県行田市堤根1044  建設:昭和8年(1933)
 形式:鋼アーチ橋(上路式、3スパン:3.4m、8.5m、3.4m)
 規模:全長 16.4m、幅 2.8m、欄干高 0.9m (全長は歩測、幅は欄干を除く、欄干高は橋面から)

 堤根地区に2基ある古レールのアーチ橋のうち、上流側にある橋。下流300mには2号橋がある。
 堤根地区の2橋は形式、規模、施工状態が、ほぼ同じである。
 使われている古レールには、1907年製造の刻印が確認できる(カーネギー社

 (注)本ページの画像は、Nikon COOLPIX 995 (334万画素)で撮影しました。

 堤根1号橋  ←堤根1号橋(右岸上流から)
 両岸には雑草が生い茂っていて、中央のアーチしか見えない。
 中央のアーチは扁平で、曲線とは言い難い。
 脚部などは強引に曲げて、辻褄を合わせた感じである(笑)

 欄干は最近、改修されたようで、真新しい。
 橋の上部は市道だが、橋詰には農耕車輌優先の
 標識が建てられている。

 床版と橋脚
↑床版と橋脚(右岸から)
 床版のコンクリートは打ち直されている。
 橋脚も建設当初のものではないようだ。
    スパンの結合部  ←スパンの結合部(右岸上流から)
 橋脚上部のスパンの結合部では、
 縦桁にはU字型に加工したレールが
 使われている。
    アーチの脚部  ←アーチの脚部(右岸上流から)
 横桁(縦桁と直交した方向の部材)には
 L字形鋼が使われている。

戻る:[古レールのアーチ橋] [アーチ橋の分布図][上流へ][下流へ]  忍川の古い橋:[上流へ][下流へ