名称不明の木橋

 場所:野通川、埼玉県北埼玉郡川里町赤城〜北根
 形式:桁橋(木製、1スパン)、全長 10.0m、幅 1.9m  建設年:昭和10年頃?

 全景
↑全景(右岸から)
 意匠を一切排した簡素な造りの橋である。
 橋面はスラブ(一枚の板)ではなく、幅22.5cm×厚さ10cmの
 コンクリート板を40枚並べ、隙間にモルタルを詰めた構造。
 これは昭和初期の橋によく見られる、方塊造りと
 称される形式であり、川里町の野通川に数多く残る、
 アーチ橋(
鉄道の古レールを再利用)とまったく同じである。
  桁と橋台
  ↑桁と橋台
   桁は高さ35cm、幅27cmの木材を3本。
   橋台は改築されているようで、見た目は新しい。
   桁の支承部が大きく張り出しているのが特徴。

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