名称不明

 所在地:比企郡吉見町久保田、横見川  建設:不明

長さ 翼壁長 通水断面 ゲート その他 寸法の単位はm
巻尺または歩測による
  1.0 箱0.3(推定) 鋼製スルース 川表は全面的に改修

 この樋管は県道27号東松山鴻巣線が、横見川(横見第二用水)を跨ぐ地点から
 50m下流の左岸に設けられている。石造りの樋管であり、農業用水を送水している。
 横見川の左岸側には、ここから300m上流の和名橋の脇、1.2Km上流の吉見中学校の
 西側にも同形式の石造りの樋管が現存している。

 名称不明の樋管
↑名称不明の樋管(川表から)
 写真左端は県道27号線の新道橋と久保田歩道橋。
 川表はコンクリートで全面的に改修されていて、建設当時の
 原形を留めていない。横見川の護岸工事に伴い、
 改修されたのだろう。、をほぼ留めていると
 思われる。ゲートが付けられていた形跡はない。 
   名称不明の樋管
  ↑名称不明の樋管(川裏から)
   翼壁長が約1mと小さい小規模な構造物なので、
   石組みは単純である。目地にはセメントが充填されている。
   使われている石材は、安山岩系のもの。
   川裏の状態は概して良いといえる。

 接続する用水路

 


 ←接続する用水路(左岸上流から)
  樋管の吐き口付近の様子。
  用水路は素掘りで天端幅は約1m。
  吐き口の周囲には篠竹が繁茂している。

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