名称不明の橋

 場所:新方川、埼玉県越谷市三野宮
 形式:RC桁橋(1スパン)、長さ 10.0m、幅 2.3m  建設:昭和8年(1933)?

 新方川の橋  ←新方川の橋 (上流から)
 この橋は三野宮と千間台西四丁目の境界付近に
 架かる道路橋。この橋の上流にもこれと
 同型・同意匠の橋が4基架かっている。
 これらの橋は昭和8年に竣工した新方川の
 改修工事のさいに建設されたものだろう。
 同事業の竣工記念碑(新方領堀改修記念碑)には
 29基の橋梁が架け替えられたと記されている。
 なお、この橋の左岸上流には明和三年(1766)建立の
 
石橋供養塔や嘉永五年(1852)建立の道標(かすかべ、
 のじま、じおんじ)等が祀られている。

 桁と橋台
↑桁と橋台
 竣工当時の構造はコンクリートの床版橋だったようだが、
 現在は桁と橋台の間に鋼桁を挟み、嵩上げがなされている。
 橋台は擁壁ではなく、橋脚のような構造である。支承部の
 側面には菱形と直線による意匠が施されている。

   欄干
  ↑欄干
   欄干は高さ20cmと低く、形式は昭和初期に建造された橋で
   よく見られる地覆や駒止めである。現在は危険防止のための
   欄干が増設されている。開口部は面取りした台形(80cm×10cm)。

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