沓掛川橋梁 (JR高崎線)
所在地:針ケ谷排水路、埼玉県大里郡岡部町沓掛
形式:上路プレートガーダー橋(1スパン、径間12.9m) 建設:大正8年(1919)?
|
↑桁と橋台(下り線) 桁の支承は線支承。上り線の桁高は下り線に比べて大きい。 これは設計活荷重が、下り線の桁よりも大きいため。→銘板 上り線の桁には、(S) B.S. 6X6 SEITETSUSHO. YAWATA. ヤワタの 刻印のある鋼材が使われている。この刻印は荒川大橋(旧橋の遺構、 埼玉県熊谷市)でも確認できる。 橋台は煉瓦造り(イギリス積み)。上敷免製(日本煉瓦製造の深谷工場)と 刻印された煉瓦が使われている。天端の笠石も現存。 擁壁は谷積み。改修され、隙間にはモルタルを充填。 |
↑銘板(下り線) 桁には古めかしい銘板が付けられている。 大正八年、製作:横河橋梁製作所、鉄道院 鋼材はSEITETSUSHO YAWATA(八幡製鉄所)。 設計荷重は、COOPERS E33 |
↑銘板(上り線) 昭和三年(寅契橋 1452) 製作:横河橋梁製作所東京工場、鉄道省 L:八幡製鉄所、鈑:浅野造船所、鋲:浅野小倉製鋼所 設計荷重はE40、寅契橋(昭和三年は辰年なのだが)。 |