柳瀬川橋梁 (東武鉄道 東上線)

 所在地:埼玉県富士見市針ヶ谷〜志木市柏町六丁目
 形式:鋼桁橋(4スパン:上路プレートガーダー)、煉瓦橋台  建設:大正3年(1914)

 柳瀬川橋梁
↑柳瀬川橋梁(右岸から)
 東武東上線のみずほ台駅と柳瀬川駅の間に位置する。
 上り線は大正3年(1914)の東上鉄道の開通当初に
 建設された橋梁が残っている。東上鉄道は大正9年に
 東武鉄道と合併し、東武東上線となった。
   銘板
  ↑銘板
   東京 ▲田 天野工場製造 大正三年二月が
   読み取れる。東上線の赤間川橋梁(川越市)と
   同じ会社が製造したもの。▲田は墨田だろうか?
   東上鉄道の開通当初から使われている桁である。

 
↑橋脚
 笠石の上にコンクリートが打たれ、
 2m嵩上げされている。
 
   
桁と橋台
  ↑桁と橋台(右岸)
   橋台は煉瓦造り(
イギリス積み)。
   隅石と床石が現存する。
   支承方式は平面支承

 志木市側の跨道橋
 ←志木市側の跨道橋
 柳瀬川橋梁に連続する形で、
 市道を跨ぐ跨道橋が設けられている。
 同様の跨道橋は富士見市側にもある。
 この橋梁はRC3径間に改築されているが、
 開通当初の橋台と擁壁が現存する。
 橋台は煉瓦造り(イギリス積み)。
 隅石と床石が確認できる。

 なお、柳瀬川駅は志木市で唯一の駅である。
 上りの志木駅の所在地は新座市となる。

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