二俣橋 (ふたまたきょう)  - 中央町指定文化財 -

 場所:下益城郡中央町大字小筵(こむしろ)字二俣
 架橋:文政12年(1829) 石工:嘉八(橋本勘五郎の父)

 二俣橋とは、緑川の支流、釈迦院川(しゃかいん)と津留川(つる)の合流地点に架かっている
 二つの石橋のことです。 →上空からの様子
 それぞれ独立した橋ですが、サイズと石組みがほぼ同じなので、L字型に造られた
 2連のアーチ橋のように見えます。二俣橋は、中央町で一番古い石橋です。

 

長さ(m)

 幅(m)

高さ(m)

 すぐ近くには、鉄の橋、コンクリート橋、石橋(大正時代に架橋)の
 三橋が架かっているので、併せて二俣五橋とも呼ばれています。
 ちなみに中央町には、3333段の日本一の石段があります。
 中央町の名前は、九州の中央にあり熊本県でも中央にある、
 に由来するそうです。

 第1橋(釈迦院川) 

28

3.3

8

 第2橋(津留川) 

27

2.5

8


 二俣橋1
 ↑左が第2橋(津留川)、右が第1橋(釈迦院川)

  第2橋のアーチの中に見えているは、コンクリート製のアーチ橋。
  周囲のイチョウが水面に映えて、色鮮やかでした。
 



  二俣橋2
  ↑釈迦院川から


    二俣橋4
    ↑真下から見た第1橋
     壁石の表面は苔で被われ、
     輪石の隙間からはシダが生えています。
     それらに強い木漏れ日が射しています。
     石組みの質感が加わり、なかなか重厚な雰囲気でした。
 二俣橋3
 ↑第1橋
  橋の中央部分は、やや高くなっています。
  石組みは、乱れ積みですが、ちょっと粗い感じがします。
  (石橋観察歴2年の私が言うのもなんですが(^^;)

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