馬門橋 (まかどばし) - 砥用町指定文化財 -

 場所:下益城郡砥用町(ともち) 都留川(緑川の支流)
 架橋:文政10年(1828) 石工:茂吉、勘五郎(ともに備前石工)
 径間:11.9m 長さ:25.5m 幅:3.1m 高さ:5.9m

 馬門橋は、雄亀滝橋(1817年に岩永三五郎が架橋した水路橋)に次ぐ、砥用町でニ番目に古い石橋です。
 (現存する石橋としては、緑川流域でBest10、熊本県全体でもBest20に入る古さとなります)
 現地の案内板には、石工:勘五郎と説明されていたので、この橋も橋本勘五郎の作?と疑問を持ちましたが、
 家に帰ってから[石橋は生きている]で調べたら、種山ではなく備前の石工の勘五郎さんでした(^^;)
 でも、なぜ備前(岡山県)なのでしょうか?。(岡山県には石橋は、ほとんどありません。石造りの樋門は多いけど)

 馬門橋1
 (右岸の下流から)
 馬門橋は、新旧二層の石組みで作られています。
 (完成した橋の上に新たに石を積み上げてある)
 このため、他の石橋に比べてアーチのトップから
 クラウンまでが厚くなっています。
   馬門橋2
    (左岸の下流から)
    苔に被われた欄干や壁石、清流の絶え間ない音、
    周囲の木々が作り出す影、やわらかな木漏れ日...
    馬門橋は、不思議な雰囲気を醸し出しています。


 馬門橋3
 (下流部から)
 後から嵩上げされ、2層になった橋面部が
 はっきりとわかります。
 (後から嵩上げした部分は、石積みがかなり荒い)

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