高坂萬世樋管 (たかさか まんせい)

 所在地:東松山市高坂587、都幾川右岸  建設:1910年

  長さ 高さ 天端幅 翼壁長 袖壁長 通水断面 ゲート その他 寸法の単位はm
巻尺または歩測による
*は推定値
上流 20* 2.0 1.1 2.0   箱0.8* スライド  
下流 2.4 0.6  

 高坂萬世樋管は、都幾川の右岸(旧堤防)にある石造り樋門で、農業用水を送水している。
 都幾川リバーサイドパーク(都幾川の河川改修跡地)の南端に位置する。
 この用水路には、ここから100m上流には石橋(一枚岩の桁橋)と石橋供養塔(1864年建立)、
 700m上流には石造り樋門(高坂千年樋管)がある。

 上流から  ←上流から

 門柱の両脇がコンクリートで改修されている以外は、
 建設当時の原形をほぼ留めている。
 ゲート巻き上げ機はボルトで、
 天端の石材に据え付けられている。
 ゲートの戸当りも石造り。
 水路内のパイプは、ゴミよけのために設けられている。

 ゲート巻き上げ機
↑ゲート巻き上げ機

   下流から
   ↑下流から

    下流側の天端には、竣功年が刻まれている。
    翼壁を構成する石材の大きさは、90×30×15cm。
    翼壁天端は小さなサイズの石を使い、笠石としている。

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