隅田川の橋 (その4) (その1) (その2) (その3

 中央大橋

 ←中央大橋 (下流から)
 八重洲通り、左岸:中央区佃1丁目、右岸:中央区新川2丁目
 鋼斜張橋(2径間連続) 長さ 210.7m 建設:平成5年(1993)

 この付近の隅田川の左岸には、大川端リバーシティ21の
 高層ビル群(センチュリーパークタワー、スカイライトタワー、等)と
 佃公園、右岸には、東京住友ツインビルが立ち並ぶ。
 上流100mではJR京葉線が隅田川の下を横断している。
 中央大橋は周辺の近代的な都市景観に調和した壮大かつ
 優雅なデザインの橋だ。橋梁形式に斜張橋を選択したのは正解だ。
 中央大橋から下流100mの右岸へは亀島川が合流している。
 また500m下流には、佃大橋(昭和39年、3径間鋼箱型橋)が架かる。

    勝鬨橋 (かちどき:下流から)→
 晴海通り、左岸:中央区勝鬨1丁目、右岸:中央区築地6丁目
 跳開橋(鋼版桁+鋼アーチ橋) 全長246m(可動部分は約26m)
 建設:昭和15年(1940)
 設計:龍尾達也 製作:横河橋梁製作所(現.横河ブリッジ)、
               石川島鉄工

  下流300mの右岸側には築地中央市場がある。
  勝鬨橋は最盛期には1日5回開閉し、橋の上を都電が
  走っていたこともあるそうだが、昭和55年(1980)を
  最後に閉じたままである。
  写真の左端が中央径間で稼働部(鋼プレートガーダー)、
  側径間は鋼製の下路ブレーストリブタイドアーチ。
  稼働部の橋脚は重厚なデザインで、橋台のように見える。
勝鬨橋
 レインボーブリッジ  ←レインボーブリッジ (日の出埠頭付近から)
 東京港、港区海岸3丁目〜港区台場1丁目
 吊り橋、長さ 798m 中央径間570m 建設:平成5年(1993)
 製作: 横河ブリッジ

 お台場のシンボルとなった名橋、昭和62年(1987)から6年の
 歳月を架けて完成した。首都高速11号線、臨港道路、
 ゆりかもめを含む複合交通施設でもある。
 塔の高さは120m。海面から橋桁までの高さは約50m。
 夜にはライトアップされるが、その点灯パターンは、
 季節や時刻によって変わるそうだ。
 レインボーブリッジの詳細は、首都高速道路公団のページ、
 
http://www.mex.go.jp/route/info/rainbow/index.html

文献1:日本の近代土木遺産、土木学会、丸善、2001
文献2:日本の橋、日本橋梁建設協会、朝倉書店、1994
文献3:日本の土木遺産 - 日本文化の象徴・近代化遺産を訪ねて、石井一郎、森北出版、1996


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