↑名称不明の橋梁（下流から）
この橋梁は東武伊勢崎線の和戸駅の北西250mに
位置する。上り側100mには備前堀川橋梁がある。
東武伊勢崎線のこの区間は、明治32年に単線として
開通した。写真の手前が上り線、奥が下り線。
下を流れる水路が橋梁の地点で蛇行しているために、
上り線の橋台は斜めに設置されている。
橋台は上り線、下り線共に煉瓦造り（イギリス積み）。
使われている煉瓦には、機械成形の跡が確認できるので、
おそらく、日本煉瓦製造の製品であろう。
東武鉄道伊勢崎線の、この区間が複線化されたのは、
大正10年頃であるが、上下線共に橋台はコンクリートではなく
煉瓦造りである。下り線（写真右端）の桁は
RC（コンクリート）桁へ交換されている。