名称不明

 場所:九十川、埼玉県川越市木野目
 形式:コンクリート桁橋(3スパン)、長さ16.6m、幅1.8m 建設年:不明

 名称不明の橋
↑名称不明の橋 (上流から)
 
九十川新河岸川の支流。共栄橋の下流から終点までの
 約1Kmの区間は、新たに開削された流路である。
 この区間には、似た形式の古い橋が3基残っている。
 これらは新流路開削に伴う補償として架けられた橋だろう。
 どれも現在は歩行者専用橋だが、老朽化が進行していて
 勝茂橋以外の2基は通行禁止となっている。
   名称不明の橋
  ↑名称不明の橋 (右岸から)
   橋のデザインは日本古来の土橋を彷彿とさせる。
   橋面は水平ではなく、橋の中央部が若干高くなっている。
   桁の構造はT形はりではなく床版。コンクリートのかぶり厚が
   小さいのだろうか、所々で鉄筋(φ10mmの丸鋼)が露出している。
   丸鋼が使われているので、架橋は戦前である可能性が高い。
   橋脚の下部に見えるのは、基礎のフーチングであろうか。

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