田町橋梁? (東武鉄道 東上線)

 所在地:埼玉県川越市田町
 形式:鋼桁橋(2スパン:中路プレートガーダー、Iビーム)、煉瓦橋台  建設:大正3年(1914)?

県道221号線を跨ぐスパン
↑県道221号線を跨ぐスパン
 田町橋梁?は東武東上線の川越市駅と川越駅の間に
 位置する、県道と西武新宿線を跨ぐ橋梁。
 現橋は3主桁の中路プレートガーダーで、
 昭和50年頃に建設されたようである。
   西武新宿線を跨ぐスパン
  ↑西武新宿線を跨ぐスパン (上り方向をのぞむ)
   この地点から北東300mには西武新宿線の始発駅、本川越駅が
   ある。こちら側には大正3年の東上鉄道の開通時に建設されたと
   思われる煉瓦造の橋台が残っている。なお、現在の川越市の
   市域で最初に開通した鉄道は、明治28年(1895)の川越鉄道
   (川越-国分寺間)である(西武新宿線の前身)。

橋台と擁壁
 
 ←橋台と擁壁
 橋台は煉瓦造り(
イギリス積み)。
 隅石と床石が現存する。
 桁の形式は、4主桁のIビーム。
 ただし、開通当初の桁ではなく、
 新しい物に交換されている。
 橋台周囲の擁壁は練り石積み。
 現在は目地にセメントが注入されているが、
 建設当初は空積みであったと思われる。

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