聖橋 (ひじりばし)

 場所:上益城郡矢部町野尻
 架橋:天保3年(1832) 石工:岩永三五郎(橋本勘五郎の叔父)
 長さ:35m 幅:3.0m 高さ:12m 径間:19.9m 拱矢(こうし):9.5m

 聖橋は国道218号を挟んで通潤橋の北側にあります。建設当初は、男成川目鑑橋と呼ばれていたようです。
 矢部町で最も古い石橋(通潤橋の22年前に建設)で、岩永三五郎の架けた橋では最も径間の大きいものです。
 損傷が激しく、一時は取り壊しの危機に瀕したそうですが、1999年7月に修復工事がおこなわれました。

 聖橋(左岸上流から)
 (左岸上流から)
 すぐ脇には、コンクリート橋が設けられています。
 聖橋には当初から欄干はないようです。
 現在は、ガードレールがある為、人の通行はできません。
   聖橋(右岸の修復部分)
    (右岸の修復部分)
    数年前まで、右岸側が崩れたまま放置されていましたが、
    今では修復され元の姿を取り戻しています。
    (面壁の色が右岸と左岸で異なるのはこのため)

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