山中橋 (やまなかばし)

 場所:上益城郡矢部町大字北中島字山中
 架橋:嘉永2年(1849) 石工:宇一(橋本勘五郎の実兄)
 径間:6.3m 長さ:13.5m 幅:2.2m 高さ:4.1m

 国道445号から、ちょっと奥に入った所にあります。
 山間の集落を流れる小川(流量はありそう)に架かる小さな橋です。
 輪石(わいし:アーチ部の石)が均一でなくアーチの円も少々いびつですが、石橋が周りの風景に溶け込んでいます。
 両岸部や橋の上部はコンクリートで補強されています。

 山中橋(今回の取材車)  ←この川に限らず、緑川流域の川は幅の割に深さがあります。
 勾配も急ですから洪水時には、ものすごく増水しそうです。
 山中橋のアーチには、荒削りで大きめの石が使われています。
 (輪石の数は58個だそうです)
 p.s. 橋の上に鎮座するのは、今回の取材車(^o^)v

このくらいの川なら、丸太の橋でもよさそうなのに...
肥後の国では、橋といったら石橋だったんでしょうね。
でも、石工の職人魂を感じさせます。  

山中橋(石工の職人魂)
 山中橋(The long and winding road)  ←おぉ、これは,典型的なS字構図!
 なんか、
懐かしい日本の風景って感じがしませんか?
 The long and winding road...あれっ、英国の歌だ!

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