二子山古墳 (ふたごやま) - 二子山古墳の周辺 -
前方後円墳(仁徳陵型の設計)。6世紀前半。周濠は台形で二重、内堀を復元。
主軸長 138m 後円部径 70m 高さ 13.0m
前方部幅 90m 高さ 14.9m
別名:観音山。武蔵国(埼玉・東京・神奈川の一部)最大の前方後円墳。
周濠から円筒埴輪が大量に出土したが、それらは鴻巣市の生出塚窯(おいねつか)と
東松山市の桜山埴輪窯で製造されたものだという。
二子山古墳(前方部から) 夏には菖蒲(しょうぶ)が満開 やっぱり大きいなあ。でも全長が100mを超える古墳は 関東地方だけでも、40基以上あるそうです。 ちなみに関東地方最大の古墳は、群馬県太田市の 天神山古墳(前方後円墳、全長210m)。これほど大きい、 二子山古墳ですが、全国的には100番目程度の大きさです。 |
二子山古墳(前方部と内堀) 右奥に見えるのは将軍山古墳 二子山古墳と将軍山古墳の間には、山宮古墳(円墳)があったが、 明治39年(1906)に開墾により消滅したそうです(下忍村史より)。 なお、若小玉古墳群(埼玉古墳群の北東1.5Km、行田市藤原町)にも 二子山という名前の古墳があったそうですが、工業団地の造成の ために現在は消滅し、跡地は公園になっています。 |
後円部から 日が暮れてきました。 後円部の西側(写真の右端)には造り出し(つくりだし)が復元されています。 二子山古墳の北側には農業用水路が流れ、二子山橋(木の橋)が架けられています。 この用水路の水は、酒巻導水路によって福川(利根川の支川)から運ばれてきます。 |
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