江川落 (その2) (その1)
撮影地:埼玉県北埼玉郡南河原村、行田市
(1)剱神社の付近(右岸から) 右岸:南河原村犬塚、左岸:行田市斎条 剱神社は利根川の右岸堤防から南へ600mの地点に 位置する。古墳の上に社が建てられている。雷神社、 熊野神社、諏訪神社、矢矧神社などが合祀されている。 行田市酒巻から斎条にかけては、大規模な古墳群が 存在したというから、剱神社にはその片鱗が残されて いることになる。この付近の江川落の右岸側は微高地であり かつては約10基からなる斎条古墳群があったのだが、 現在はそのほとんどが消滅している。 |
(2)米九斗橋の付近(下流から) 右岸:南河原村犬塚、左岸:行田市斎条 写真(1)から500m下流、米九斗橋(こめくと)は県道362号線の 道路橋。古くから存在する橋であり、明治9年(1876)編纂の 武蔵国郡村誌の埼玉郡犬塚村(13巻、p.292)には、 ”羽生道に属す 村の東少南 斎条村の界 江川堀の下流に架す 長五間巾九尺 土造”とある。土造というのは土橋のことで、 木製の橋だが、通路面には土を盛って舗装した形式を指す。 米九斗とはこの付近の小字名。橋の銘板には江川落悪水路とある。 |
(3)江川落(下流から) 右岸:南河原村犬塚、左岸:行田市斎条 写真(2)から600m下流。この付近の川幅は約3m。 周辺の地形は、概ね左岸側の方が1m位標高が高いようだ。 |
(4)江川落の終点(上流から) 左岸:行田市斎条、右岸:南河原村馬見塚(まみつか) 写真(3)から300m下流。江川落は星川の左岸へ合流する。 すぐ上流では酒巻導水路が星川へ合流している。 |