武蔵水路の幹線水路

 始点付近の落差工
↑始点付近の落差工(下流から) 行田市須加(すか)
 大分水工(始点)から200m下流の地点。
 東水橋(武蔵水路に架かる最初の橋)から撮影。
 水路の形状は長方形断面で、幅は約11m(歩測)
 写真の上部には、大分水工、樋管、利根大堰が見える。
 (↑注意を集中し、目を凝らしてね(^^;)
   見沼代用水を横断
  ↑見沼代用水を横断(下流から) 行田市荒木
   始点から約1.5km下流の地点、見沼公園の北端。
   武蔵水路は始点からここまで、
見沼代用水の東側に並行して
   流れてきたが、ここでは見沼代用水の下をサイフォン(伏越)で
   横断する。写真の中央がサイフォンの出口。ここから150m下流では
   武蔵水路は
上星川(下流は見沼代用水)をサイフォンで横断する。

 行田市内を流れる武蔵水路
↑行田市内を流れる武蔵水路(上流から)
 左岸:行田市若小玉、右岸:小見(おみ)
 始点から約3km下流の地点。行田大橋から撮影。
 水路の形状は台形断面で、天端幅は約18m(歩測)。
 左岸は県道306号線(武蔵水路建設承認の交換条件として
 建設された)、右岸は武蔵水路の管理道路(現在は桜並木と
 なっている)。桜並木に沿って、
秩父鉄道が並走する。

   吹上町内を流れる武蔵水路
  ↑吹上町内を流れる武蔵水路(上流から)
   吹上町袋(ふくろ)
   JR上越新幹線から北へ300mの地点。この付近は行田市、
   吹上町、鴻巣市の市町村境界である。右岸には戦国時代に
   忍城を水攻めしたさいに築かれた
石田堤(埼玉県指定史跡)がある。
   ここから500下流では、武蔵水路は
元荒川の下を
   サイフォン(伏越)で横断している。

 鴻巣市内を流れる武蔵水路
↑鴻巣市内を流れる武蔵水路(下流から) 鴻巣市赤見台
 終点まであと2.5kmの地点。赤見台歩道橋から撮影。
 赤見台公園から、さきたま古墳群までは武蔵水路の左岸に
 沿って、
さきたま緑道(約5Kmの遊歩道と自転車道)が続く。
 武蔵水路の側壁の色が水面付近では、白っぽくなって
 いるのがわかる。これは現況の送水水位が従来に比べ、
 低くなっているからである。武蔵水路は老朽化(洗掘や
 漏水が顕著)や水路の損傷(広域地盤沈下による
 不等沈下)が激しく、従来の水位では、安全に
 送水できないそうだ。 →
武蔵水路の様子

   
武蔵水路の終点
  ↑武蔵水路の終点(上流から) 鴻巣市糠田(ぬかた)
   終点は大きな池(長さ150m、最大幅50m)になっていて、
   新糠田橋(武蔵水路の最後の橋)が架かっている。
   写真中央は糠田樋管、右端の建物は糠田排水機場。
   糠田樋管の後ろは、荒川の左岸堤防である。
   武蔵水路は左岸堤防を樋管(水路トンネルの一種)で
   潜り抜けてから、荒川の河川敷では堤外水路となる。
   糠田地区は、荒川の左岸側(吹上町、鴻巣市)では
   最も標高が低い。洪水の時などに水が集まりやすい
   土地のようで、昔は水場(みずば)とも呼ばれた。

武蔵水路へ戻る