小畔川 (鎌取橋の周辺)
埼玉県川越市、比企郡川島町、小畔川
小畔川は延長9Km、流域面積44Km2の荒川水系の一級河川。
一級河川の管理起点は境橋(日高市鹿山〜高萩)に設けられている。
小畔川は管理起点から概ね北東へ向かって流れ、日高市、川越市を経て
川島町角泉(かくせん)で越辺川の右岸へ合流する。
越辺川は小畔川を合流後、1Km下流で入間川に合流する。
小畔川の主な支川には神流川、南小畔川がある。
小畔川は南小畔川(一級河川)との合流地点(川越市笠幡(かさはた))までは、
北小畔川と呼ばれることが多い。北小畔川の水源を辿ると、飯能市の宮沢湖に辿り着く。
なお、江戸時代には小畔川には石橋が数多く架けられていたようで、
川越市笠幡には石橋供養塔が5基も現存している。
(注)本ページの画像は、Nikon COOLPIX 995 (334万画素)で撮影しました。
![]() ↑小畔川(上流から) 精進場橋(しょうじんば)から撮影。 左岸:川越市下小坂、右岸:川越市鯨井 堤防間の距離は約100mある。小畔川の河道は 適度に蛇行している。河川敷には孤立しているが 河畔林も見られる。左岸にあるのは、田端用排水樋管。 |
![]() ↑小畔川の低水路(上流から) 精進場橋から下流へ200mの地点。低水路には護岸は施されていない。 ぽつんと古い形式のRC取水堰(ゲート5門)が残っている。 ゲートは木製の角落し。小畔川の右岸に設置された調整池は、 都市化が進行して雨水の流出率が増大したことへの対策であろう。 |
![]() ↑鎌取橋(下流から) 川越市平塚新田 とげ橋(草冠に刺すという漢字)から700m下流。 小畔川の右岸堤防越しには、多くの民家がうかがえる。 左上には入間川の左岸堤防が見える。なるほど、 堤内地という用語が納得できる(^^;) 右岸の氷川神社には 古い様式の測量の水準点が残っている。 |
![]() ↑小畔川の旧流路(下流から) 鎌取橋から下流へ900mの地点。落合橋から撮影。 小畔川の河川敷内には旧小畔川が残っている。 写真の右が旧小畔川、左が小畔川。旧小畔川は落合橋の 下流で旧小畔川へ合流する。 |
![]() ↑落合橋(左岸上流から) 鎌取橋から1Km下流に位置する。 落合橋は越辺川、旧小畔川、小畔川、入間川を跨ぐ、 長さ560m(推定)の鋼桁橋。この写真は 旧小畔川(現大谷川)と小畔川を跨ぐ約200mの部分。 上には国道254号が走り、上り・下り車線専用の 独立した2橋が架けられている。写真の手前は下り車線。 |
![]() ↑小畔川の終点(下流から) 川島町角泉 落合橋の下流500mの地点。小畔川は越辺川の右岸へ 合流して終わる。左が小畔川、右が越辺川。合流直後には、 角泉堰(機能的には落差工、減勢工)が設けられている。 写真の手前には魚道も見える。写真上部は越辺川の右岸堤防、 導流堤(背割堤)を兼ねた、入間川の左岸堤防でもある。 入間川の洪水が越辺川へ逆流するのを防ぐ効果がある。 |